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2009年11月06日

グレーンに叱られたことも爽快で、嬉しい晩だった!?

右: CAMBUS 1991 9y 65.3% (Butt)
左: DUMBARTON 1987 12y 63.5% (Barrel)



二本とも逸品だが、CAMBUSは大樽貯蔵で、かつ年数が短いのに、熟成感が強かった。
樽の妙である。

しかし、蒸溜所に覚えがない。
帰宅して教本を開いてみると、CAMBUS(ディアジオ)もDUMBARTON(ペルノ・リカール)も、所有者の「選択と集中」の結果、すでに蒸溜所は閉鎖。
覚えがなかったのは、準備の期間が短かったため(←言い訳;;;)、勉強範囲を「選択と集中」した(要は、山を張った!=笑)結果であった。(大恥!大汗;;;)

二本のボトルから、勉強不足を叱られた晩だった。
でも美味いグレーンに出会えて、嬉しい晩でもあったのである。v(~o~)/  

Posted by 麦溜 at 23:00Comments(2)TrackBack(0)Scotch Whisky

2009年06月28日

キニンヴィ、飲まずに死ねるか!。

キニンヴィが飲めますよ」
と誘われて(この言葉自体が奇跡!)、それに食い付かないウイスキー好きは絶対にいないはずだ。
オフィシャル・リリースがない(少ない)ので、「謎」とか、「幻」とか呼ばれるモルトである。
1%のバルヴィニーを混合したオルドニーとか、そのオルドニーをきゃず3さんがお飲みになったとか、モンキーショルダーに混合されているとか、もちろんグランツやクラン・マクレガーにも、過去に2回だけリリースされた(後述するように1回が正解らしい)とか、話題が一人歩きしているキニンヴィである。

ヘーゼルウッド3回目のリリース、ヒースロー空港限定品



ラベルに KININVIE DISTILLERY の文字。



ロンドン・ヒースロー空港「ターミナル5」のオープンを記念した、500本限定のたいへん稀少なシングルカスク(売価700ドル)だ。
(後述の2回目のリリースは、本数から考えるとブレンデッド・モルトである)

・樽番号 213
・蒸溜日 1990年8月9日
・樽詰日 1990年8月10日
・樽出日 2008年2月28日
17年もの、米プルーフで105度(52.5%)。

まさに(話題性を含めて)、飲まずに死ねるか!の1本。
骨格がしっかりして、濃厚で、注いだ当初は固い(抜栓直後だった)が時間とともに華やかに開いてくる。
「オフィシャルで出して欲しい1本!」の声が・・・。
きゃず3さんがテイスティング・ノートを書かれている。


へーゼルウッドは、創業者ウィリアム・グラントの孫娘であるジャネット・シード・ロバーツさん(1901年~)が住むキニンヴィ蒸溜所の近くに建つ屋敷の名前だそうだ。

ヘーゼルウッドの過去2回のリリースについて。
1回目のリリースは、2001年にジャネットさん100歳の誕生日を記念して行なわれた。
年齢に因んで100樽の原酒がヴァッティングされた20年もので、関係者のみに配られたらしい。
ただし1回目は、残念ながらキニンヴィではないといわれる。
キニンヴィ蒸溜所の創業は1990年7月4日、20年ものということはありえないというのが根拠だとか。
フィディックバルヴィニーレディバーン(?)だろうか?

2回目は、105歳の誕生日(長生きなお婆ちゃんだなあ!)を祝ってリリース。
15年もの(こちらは計算が合う=笑)のキニンヴィで、度数は米プルーフで105度(52.5%)、1,500本程度。
お婆ちゃんの年齢に因んでの105 度?
ごく限られたマーケットにしか流通しなかったらしい。
現在もジャネットお婆ちゃんは、ご健在だそうだ。

左から、グレンフィディック、バルヴィニー、キニンヴィ(ヘーゼルウッド)。



ウィリアム・グラント&サンズ社の4番目となるモルトウイスキー蒸留所アイルサ・ベイのリリースが楽しみだ。
謎・幻とならないように祈ることにしよう!


さて、こちらは2009年WWAのワールドベスト・シングルモルトウイスキー部門で世界No.1に選ばれたハイランドパーク21年



同じくヒースロー空港で販売しているもの。  

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2009年04月06日

SPRINGBANK=LONGROW+HAZELBURN!?

スプリングバンク会なので、一番に飲むべき SPRINGBANK 1967 40y ピアレス 43.1%
(事情により写真は店のHPから拝借しました) m(_礼_)m
しかし要予約を失念していたために飲むことが叶わず、端から詰めの甘さを露呈した麦溜であった。(笑)



そこで今宵しか飲めないサンプルカスク4種(18yは近日発売?)を並べてもらった。
右から
SPRINGBANK 18y 46%
SPRINGBANK 11y Madeira cask 55.1%
SPRINGBANK 1996 Rum cask
HAZELBURN 1997




個々について、きゃず3氏がレポートされているのでお読みください。
dogポチっ!にも、↑是非ご協力を。

2回蒸溜のロングロウ、2回半蒸溜のスプリングバンク、3回蒸溜のヘーゼルバーン。
2回半蒸溜とは「1回目の蒸留で出来たローワインの一部を2回蒸留する手法」と、ものの本に書いてあるが、なかなかこの具体的なイメージが掴めない。
ロングロウとヘーゼルバーンをバッティングしたら、スプリングバンクになるとでもいうのかね?(←乱暴な!=爆)

ところで上の写真がピンボケなのは、デジカメを忘れて携帯電話で撮ったため。
ここでも詰めの甘さ(と携帯のカメラの性能の悪さ)を露呈してしまった。

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実は今宵の目当ては、もうひとつあった。
HAYAFUNE氏が飲まずに死ねるか!?と絶賛され、きゃず3氏がラフロイグ会なのに浮気して(笑)感動されたロングモーン
汐留にあるSMWSのバーでも終売になっていて、是非、飲んでみたかったもの。
40年の長熟だが枯れや渋さはなく、くどいシェリー感もなく、濃厚かつ濃密な一杯だった。



肝心の7.48 の写真がないので、↑こんなものでお茶を濁そう!(笑)  

Posted by 麦溜 at 22:00Comments(4)TrackBack(0)Scotch Whisky

2009年04月02日

「らしさ」とは?~ラフロイグを飲みながら思ったこと。

ひと月ほど前、バーでラフロイグを飲み比べた。



左から
LAPHROAIG 1989 オフィシャル 17y 50.3%
LAPHROAIG 1987 メゾンドウイスキー 19y 53.4%
LAPHROAIG オフィシャル 30y 43.0%


いずれもラフロイグであり、すべて美味かった。
なかでもどれが好きか、と問われたら、1987か、1989を選ぶだろう。
30年はもちろん美味いが、長期熟成の結果、スモーキーさ、ピーティーさ、といった「ラフロイグらしさ」が弱いのだ。

ここ数年、スコットランドの有名蒸溜所で、オフィシャル・ボトルのリニューワルや新商品の発売が続いている。
なかには従来品と方向性をがらりと変えて、「らしさ」がなくなったものもある。
それを「果敢な実験」とみるか、「独自性の喪失」とみるか。
評価はいろいろとあるだろうが、個人的には「らしさ」を残してもらいたい、と思っている。
なぜなら、私は「◎◎◎らしさ」を求めて「◎◎◎蒸溜所」のウイスキーを飲むのだから。
つくずく、客とは我が侭なものだと思う。

その点、日本のウイスキー会社の技術者は
「自社でいろいろなタイプの原酒を持たないと、いいブレンデッドが作れない」
という御旗の元に、いろいろな実験が出来るので、幸せなのかも知れない。

この日、そのほかに飲んだウイスキー。




今月の飲み比べは、お気に入りのスプリングバンク(ロングロー、ヘーゼルバーン)。
たいへん楽しみだ!  

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2008年11月05日

バルミニックの2本のボトル。



SMWSの48.7(BALMENACH)と、マキロップ・チョイスのバルミニック1985




バルミニック蒸溜所の所在は、スペイ川の最上流の地。
言い替えると、その昔は最も密造が行いやすかった場所で、密造酒のメッカであった。
Masako Udo 女史の名著「The Scottish Whisky Distilleries」によると、
 1800-01年 蒸溜所建設。
 1801年 蒸溜(密造)開始。
 1823年 (酒税法改正。公認制によるウィスキー製造の合法化)
 1824年 公式(表向き)な蒸溜所の建設年。
 1825年 政府公認。


以下は公式なライセンスを取得したいきさつで、粋な逸話で好きだ。
 ある日、創業者ジェームズ・マクレガーの農場を税吏が訪れた。
 マクレガーは税吏を歓待し、盛大に持て成した。
 気をよくした税吏は、密造に気づいていながらそのことには触れず、
 帰り際に 「もし私があなただったら、ライセンスを取るだろう」
 と、ひと言いって立ち去った。
 マクレガーは忠告に従って密造から足を洗い、翌年にライセンスを取得した。





この2本、まったく同じボトルである。
よく見るとお尻のエクボまでそっくり!
オリジナル・ボトルを作る規模ではないボトラー(小さな蒸溜所なども)は、メーカーから既製品のボトルを買ってきて、自社オリジナル・ラベルを貼って出荷しているのだ。

ところでSMWSがボトル・デザインを、ガラス面に直接ロゴ・マークをシルク印刷した洒落たモダンな流行りのものに変えるという。




いまの無骨な味わい深いボトルも、なかなかいいと思うのだけれど・・・。  

Posted by 麦溜 at 14:00Comments(0)TrackBack(0)Scotch Whisky